2019年9月18日水曜日

デイ送迎車は社会貢献できるのか、それとも他の思惑も!

先日メディアで、
デイサービスの送迎車が使われていない時間を活用して、
高齢者の移動支援を行う取り組みが紹介されていた。

一見素晴らしい取り組みに見えるが、
このメディアで取り上げられていた、
提案者の考え方に、私は大反対です!

日中のデイサービスに、そんな他の業務を行えるような暇な職員はいません!

①そもそもデイ職員は運転のプロではありません。
送迎業務がどれだけ介護職員のストレスなのか想像できないのでしょうか!

②人手不足の現場に忙しさに拍車をかけます!
日中だれが送迎車を運転するのでしょうか?

③また事故があった場合は、即業務に影響をが出ます!
特に車椅子送迎車が事故にあい修理となると、簡単に代車は見つかりません、
更に、慣れていない勝手の違う車両を運転するのもかなりのストレスです!


④そもそも、2種免許が必要でしょう!
更にこれまで自治体からも、
送迎途中で買い物のためにコンビニ寄っちゃダメなど、
さんざん指導されています!


⑤「送迎のついでに、相乗りさせれば良いじゃん!」。
なんてノリで、
とあるデイ事業者がメディアで送迎車の活用アイデアを出していたが、
私はこの事業者が運営する施設で働く職員が気の毒になるくらい呆れた。

送迎業務はデイサービスの中でも最もその施設の「質」が問われる業務でもある。
安全なルート作成から利用者の送迎順番、
送迎車が到着する前後の他の介護サービスとの兼ね合いや、
家族の都合の考慮など、
送迎時間に関する利用者の要望は高く、
数分、早くても遅れても、クレームが入る事があるくらいだ。
時には、送迎車が邪魔だと他の一般市民からもクレームも入る。
それほど気を遣う業務なのである。

私も随分と長い間、送迎業務は担当したし、
今でも、たまに送迎に出ることがある。
だからこそ送迎業務の大変さ難しさは理解できる。
送迎のトラブルではこれまで何度も最前線で頭を下げ続けてきた。

もし、デイサービス送迎車の空いている時間を活用するのであれば、
①車両所有者、使用者に一切の責任がない。
②事故時の対応を万全にしてデイ業務に影響を与えない体制の構築。
③デイ職員を運転手代わりにしない、運転はデイに関係ない人員を確保する。
④デイの運営に一切の影響を及ぼさない
⑤走行管理・点検をしっかり行う。
この5つの条件確保は必要である。

私はデイの業務に関係なく、この5つの条件をパスできるのであれば、
地域貢献としてよろこんで無償でデイの車両を提供する。

しかし、メディアで拝見する限り、
5つの条件のうち一つも話題に上がったものはなく、
むしろ、背景に自分たちへの利益誘導が見え隠れする話題づくりに見えて残念だった。



























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